スズメの決め手は、頬の黒い斑
スズメの顔には、白い頬にはっきりした黒い斑があります。ほおに黒いシールを貼ったように見えるので、遠くからでも分かります。頭は茶色(栗色)で、背中には黒い縦じま。全長はおよそ15cmで、ほかの鳥の大きさを測る物差しにもなります。
「茶色い・小さい・人の近くにいる」だけでスズメと決めないのがこつです。まず頬を見てください。斑があればスズメ、なければ別の鳥です。
まちがえやすい4種
| 鳥 | ここを見る | いる場所 |
|---|---|---|
| ニュウナイスズメ | 頬に黒い斑がない。オスは頭が明るい栗色 | 山地の林で子育て。冬は平地の群れに混じる |
| ホオジロ | 顔に白と黒のはっきりした縞。スズメより尾が長い | 草地・河原・林のふち。電線や枝の先で鳴く |
| カワラヒワ | くちばしが太くて肌色。飛ぶと翼に黄色い帯が出る | 公園・河原。群れでいることが多い |
| ヒバリ | 頭の短い冠羽(逆立つ毛)。地上でよく歩く | 草地・畑。春に空高くでさえずり続ける |
飛んだときに出る差
- 翼に色が出るか…カワラヒワは飛ぶと黄色い帯がはっきり見えます。スズメは地味なままです。
- 尾の長さ…ホオジロはスズメより尾が長く、飛ぶと細長く見えます。
- 飛び方…カワラヒワは波を描くように上下しながら飛びます。スズメは直線的です。
声で分けるとき
- スズメ…「チュン、チュン」と短く区切る声。
- ホオジロ…節のあるさえずりを、高い場所で長くくり返します。
- カワラヒワ…「キリキリ」「コロコロ」と巻いたような声が混じります。
- ヒバリ…空の高いところで止まったまま、途切れずに鳴き続けます。姿が見えなくても、この鳴き方だけで分かります。
季節でも絞れます
スズメは一年じゅう同じ場所にいます。ニュウナイスズメは、平地では冬に見かける鳥で、夏は山にいます。ヒバリのさえずりは春が中心です。「いつ見たか」を思い出すだけで、候補から外せる種類があります。
もうひとつ、数の変化も手がかりです。冬は群れで動く鳥が増えるので、「同じ形の鳥が何十羽もいた」ときは、スズメよりカワラヒワやニュウナイスズメを疑ってみてください。